議会ピクニック in 文京区議会 11月定例議会 が終了しました

第6シリーズの参加者とガイド議員(2024年12月5日) 報告
第6シリーズの参加者とガイド議員(2024年12月5日)

――「もっとたくさんの人に議会を身近に感じてもらいたい」
住民と議会の距離を縮めるため、党派を超えた区議会議員と住民の有志で昨年初開催した「議会ピクニック」。
これまで区内外から延べ260人を超える参加があり、委員会の傍聴者数も前年度比で約1.5倍に増えました。

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第6シリーズの参加者とガイド議員(2024年12月5日)

第6シリーズの参加者とガイド議員(2024年12月5日)

シリーズ終了後には、昨年好評をいただいたガイド議員による座談会も開催しました(12月16日@不忍通りふれあい館)。
今回は、議会や議員をもっと身近に感じてもらえるよう以下の点を心がけました。

  • 平日日中に区役所で行われる議会ピクニックには参加できない方のために日曜夕方に地域活動センターで開催
  • 議会ピクニックに参加したことがない方に雰囲気を感じてもらえるよう過去の取材映像を紹介
    👉️放送の内容はこちら(TOKYO MX1 「堀潤モーニングFLAG」2024年6月25日)
  • 区議会を傍聴したことがない方にも関心を持ってもらえるよう議会のしくみを説明
  • 議員と話したことがない方にも議員の仕事や役割を理解してもらえるよう質問コーナーを充実

参加者からは「いろいろな政党や会派の議員とゆっくり話せる機会は少ないので、今後も定期的に開催してほしい」との声があり、こうした試みへの期待を感じられました。

参加者とガイド議員による座談会(2024年12月16日)

参加者とガイド議員による座談会(2024年12月16日)

12月5日の議会ピクニックでは、建設委員会の議案と請願の審査を傍聴しました。
午前9時に参加者が文京シビックセンター22F・区議会第一応接室に集合。議会の役割や委員会の流れについて事前説明したあと、23F・議会事務局で傍聴の受付をし、24F・第一委員会室で傍聴しました。
傍聴後は第一応接室に戻って、ランチを食べながら傍聴内容についての解説と意見交換。初めて委員会を傍聴した方たちから議会のしくみや委員会の審査について質問が飛び交い、おしゃべりが盛り上がりました。
参加二回目の方からは「議会ホームページの傍聴案内が分かりにくいので、『はじめての議会ピクニック』という特集ページやリーフレットをつくって、子どもや若者にも参加を呼びかけてほしい」との声もあり、期待の広がりを感じることができました。

参加者の質問に答えるガイド議員(2024年12月5日)

参加者の質問に答えるガイド議員(2024年12月5日)

以下は、今回までのシリーズをとおして寄せられた主な参加者の声です。

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【傍聴して感じたこと】
・「行政側の参加者が男性ばかりなのが気になった。委員会もオンラインで参加できれば、女性も参加しやすくなる。女性が管理職になりやすい配慮をしてほしい」(文京区/40代/女性)
・「行政側の杓子定規な回答には毎回失望する。行政と議員がもっとフランクに議論できる場や、議員同士の議論の場があったほうがいい」(文京区/40代/男性)
・「はじめて委員会を傍聴したが、時間をかけてていねいに議論している様子に感心した。行政側の口頭での説明が長いので、資料にして配布すればもっと時間を有効活用できる」(文京区/50代/女性)

・「固定カメラ1台でネット中継しても発言している議員の顔や名札が見えないので、全天球型の360度カメラで自動的に拡大放映するか、複数のカメラでオートスイッチングしてほしい。固定カメラ1台で運用しているうちは、議員の座席表をサイトに掲載してほしい」(文京区/50代/男性)
・「議員の質問や行政側の答弁には一定の型があって、お互いに一線を超えないよう忖度し合っているように感じた。できない理由よりも、どうすればできるのかを議論してほしい」(区外/60代/女性)
・「傍聴者にだけ紙の資料を配るのはもったいないので、委員会室にスマホやPCを持ち込み可にするか、貸出用のタブレットを用意してほしい」(文京区/60代/男性)

【「議会ピクニック」に期待すること】
・「会場の応接室に窓がなくて息が詰まるので、近所のお店とか、もっと風通しのいい場所で開催してほしい」(文京区/10代/男性)
・「品川区議会のように、「区議会ってどんなところ?」という紹介のリーフレットがあると分かりやすいし、議会を身近に感じやすい」(文京区/10代/男性)
・「春休みや夏休みの期間に親子で参加できる『こども議会ピクニック』を企画してほしい。中高の『公民』の学習内容に対応させれば保護者に声をかけやすい」(文京区/30代/女性)
・「一人ではなかなか傍聴しようと思わないが、一緒に傍聴したりおしゃべりしたりできると楽しい。早く委員会をネット中継して、近所のカフェでみんなで見られるようにしてほしい」(文京区/40代/女性)
・「以前、請願の審査を傍聴したときは一人だけでモヤモヤしたが、今回は傍聴のあと他の参加者と疑問に思ったことや意見を交換できたのがよかった。また傍聴や請願に来たくなった」(文京区/40代/女性)
・「毎回参加しているが、普段できない政治の話で盛り上がれるのが楽しい。委員会のネット中継を見ても現場が想像できて楽しめるし、家族に解説もできるようになった」(文京区/40代/女性)
・「若者が議会に関心を持てないのは、議会のしくみやルールが分かりにくいから。議会ピクニックの参加者の疑問や意見を集めてQ&Aをつくり、議員の解説を加えてガイドブックにすれば分かりやすい。意見や請願の出し方もまとめれば政治参加につながる」(文京区/50代/男性)
・「住民と議員の学び合いの場だと感じた。議員同士は選挙ではライバルなので互いに高め合う発想がないが、住民が入ると中和されて質を高め合うことができる。地方議会は政党よりも議員の質に依存する部分が大きいので、党派や会派を超えて成長し合う場にしてほしい」(区外/60代/女性)
・「議会ホームページの傍聴案内が分かりにくいので、『はじめての議会ピクニック』という特集ページやリーフレットをつくって、子どもや若者にも参加を呼びかけてほしい」(文京区/60代/男性)
・「議員の質問力や資質を高めるために、もっとオープンな住民と議員の議論の場がほしい。議会ピクニックにももっといろんな意見や考え方の住民が参加してほしい」(区議会議員/40代/男性)

【地方政治・地方議会に期待すること】
・「すべての委員会や会議をネット中継すれば、産前産後や育児・介護中の議員も傍聴でき、議員の多様性=議会の質を担保できる」(文京区/30代/女性)
・「大学はたくさんあるが、卒業すると引っ越してしまう学生が多いので、町会と学生サークルや寮をつなぐ定期イベントを開催して、愛着や定住意向を高められるといい」(文京区/40代/女性)
・「請願の審査を見るため、平日日中に仕事を抜けて傍聴に来た。音声だけでも中継してくれればどこからでも聞けるし、AIで文字起こしすれば議事録より早く情報を伝えられる。開かれた議会を目指してほしい」(文京区/40代/女性)
・「区政や区議会に明確で具体的なビジョンがあれば区民が迷わなくて済む。少なくとも、ブラックホール型自治体を目指すか、そうではなく3世代同居で生み育てられるまちを目指すかは、はっきり決めてほしい」(文京区/40代/男性)
・「地方自治というのなら、議員も行政側も政府や政党のせいにせず、自分の意見を言ってほしい。中学生対象の議会ピクニックを開催すれば、大人も身が引き締まるのでは?」(文京区/50代/女性)
・「次は地元の市議会議員と一緒に参加して、いつか地元の市議会でも開催したい。出張議会ピクニックもぜひやってほしい」(区外/60代/女性)
・「区議会は身近な分、国会や都議会より面白い。もっと面白くして、若い人たちにも関心を持って見てもらいたい。そのために、議員もいろんなタイプがいたほうがいい。女性や若者がどんどん立候補したくなるような議会をつくってほしい」(文京区/60代/男性)

参加者の声を聴くガイド議員(2023年9月21日)

参加者の声を聴くガイド議員(2023年9月21日)

次回の議会ピクニックは、来年2月中旬に始まる2月定例議会の委員会にあわせて開催を予定しています。
今後も多様な参加者を交えて議論を深め、議会に提案していきたいと思います。また、他の自治体や都議会・国会等での開催も検討しています。
興味・関心のある方はお気軽にお声かけください。

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